3歳の息子がよく話していたこと

 私には、子供が一人います。

 現在、4歳と10か月の男の子です。そこそこキッズになりましたが、時々赤ちゃんみたいに駄々をこねます。

 今日、ふと思い出しましたが、私の子供は、3歳半頃から4歳3か月頃まで、経験したはずのない出来事や状況について、よく話していました。

 3歳ごろになると、よく前世の記憶についてしゃべりだすとか、そんなような話を聞きますので、私たち夫婦は、面白半分に前世の記憶として、子供の話を聞いてあげていました。

 ちなみに、ここ半年間は、子供はそういったことをまったく話さなくなりました。

 それで、私もその内容を忘れかけていましたので、今回は、記録のために、子供がかつて話していた前世の記憶とやらをここに書き留めておきます。

 「わたしは、むかし…」

 私が、子供が前世の記憶を話しているのでは思ったきっかけは、

「わたしはね、むかしマンションにすんでたの」

 というものでした。

 そういえば、私の子供は、男の子ですが、どういうわけだか教えてもいないのに、最初から一人称が「わたし」でした。今から3か月前くらいに突然「おれ」というようになったのでびっくりしたのですが、よく考えると一人称が「わたし」だったのもちょっと変か。。?

 それはさておき、私も妻も、これまでマンションに住んだことはなく、マンションに暮らす親戚もいませんでしたので、そんな子供から「マンションに住んでた」という言葉が発せられたとき、「え、そうなの?笑」と笑ってしまいました。

 それからというもの、「わたしはね、むかし…」というフレーズで始める話が頻発するようになり、それに対して私はいつも質問をしてあげました。

 すると、子供は、日常の会話よりも早いテンポでスラスラ答えてくるので、不気味に思いながらも、その「むかし」の記憶とやらを最大限に引き出そうとどんどん質問してあげました。

 私は、前世とか来世とかあんまり信じていませんが、一種のエンタメ的な感覚で子供と会話していました。

 前世の記憶っぽいなと思うのは、私が何日か日をおいて子供に同じ質問をしても、子供は同じ質問には同じ回答をしてくる、というところです。

 つまり、場当たり的な回答をしているわけではなく、子供は一貫した内容を私に伝えようとしているわけです。

 前世の記憶の内容

 約8か月間で、子供から得た、前世の記憶をまとめると、以下のようになります。

・マンションの5階で暮らしている。

・マンションでは一人暮らしをしているが、自宅には猫が5匹おり、大の猫好きである。

・年齢は、30代後半である。

・当時の名前は記憶になし。

・そのマンションは自身の職場である工場と併設されており、一本の渡り廊下でつながっている。

・仕事は、併設された工場でお菓子をつくることである。

・仲良しの友達に「ほなにしさん」という人がいる。

・「ほなにしさん」は、50歳くらいのおじさんである。

・「ほなにしさん」は、工場でお皿をつくる仕事をしている。

・「はなにしさん」の働く工場は、子供自身の自宅マンションから車で5分の距離にある。

・休日は、「ほなにしさん」と遊ぶか、パソコンをしていた。

・しかし、そのパソコンは、キーボードでどのキーを押しても「1」という数字しか入力できなくなってしまったため、大変困っていた。

・休日はとても少なく仕事ばかりだった。いまの保育園のほうがずっと休みが多い。

・自宅マンションの下の階で火事が起きたことがある。

・マンションで暮らしていた自分が、どうしていまここにいるのかは、まったくわからない。

 私たち夫婦の考察

 だいたいこれで全部です。箇条書きにすると案外少ないですね。でも、この内容は繰り返し回答されるものでしたので、これ以上のことは記憶にないのだというふうに思っています。

 私たち夫婦は、子供がいう「マンション」というのは、工場とつながっていることから、「マンション」というよりは「社宅」なのではないかと考えています。

 それから、休日も少なく、社宅から渡り廊下1本で職場の工場ですから、資本主義社会の下で過酷な労働を強いられていた歴史のなか生きていた人なんじゃないかと推測していました。

 「推測していました」というのは、最初はけっこう昔、かなり幅がありますが、明治初期~昭和が終わるまでの頃のイメージでいたのですが、ある日「休みの日はパソコンをしていた」という回答が現れるようになったため、「え、意外と最近の人なんじゃない?」という話になりました。

 考えてみれば、「前世の記憶」とかいうと、なんか勝手に戦時中とか、はたまた江戸時代とか、異なる時代、もしくは祖父の生まれ変わりとか、そういうふうに思ってしまいますが、私の子供は令和元年11月生まれなので、可能性としては「令和元年10月まで生きていた」というケースもあるわけです笑

 死んでしまってから、次の人生に転生?するために、あの世?でいったいどれくらいの待機期間?があるのかはよくわかりませんが、もし死んでから次の人生に移動するまでの期間が極めて短いのであれば「前世」といっても令和になった前後の期間に生きていてバリバリのスマホユーザーだったかもしれないってことですよね笑

 まあ、子供からは「スマホを使った」という回答はなくあくまで「パソコンを使った」だったので、スマホがなく、でもパソコンはあって、しかも一般市民が自宅でパソコンを使っているわけですから、うーん、平成元年頃から平成22年頃までくらい?当時に30代後半の人だった、という感じなのかなあ。

 以上、今回は、子供の前世の記憶についての話でした。いつかこの記事が家族の思い出話に使われますように。。。おやすみなさい。

投稿者

管理人はとちゃん

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